ご利用者様のお部屋での過ごし方
体力面を考慮しお部屋で過ごす事が多くなったご利用者様。
お部屋ではテレビやラジオなどかけますが、なかなか生活の刺激が感じにくい状況ではありました。
ご家族様が遠方より訪問された際、薔薇を持参されたので、お部屋に飾らせていただきました。
お食事も、食欲もあまりわかない様子ではありますが、持ってこられた薔薇を見て職員が一言「薔薇の香りを感じますか?お部屋にすごくいい香りがしますよ。」とお声をかけると首を横に振られました。
ベッドから薔薇が見えるところへ飾ると、ベッドからご自身で頭を起こし、じっとバラの花束を見つめられていました。
ご利用者様に「薔薇がきれいですね。香りを感じますか?」と尋ねると頷かれておりました。
お部屋にお花があればきれいだ、くらいに感じた生花も、ご利用者様にしてみれば、とても穏やかにリラックスできるツールであると感じました。
チョットした事こそ、とても大切な雰囲気作りになると勉強になりました。これからもご利用者様に穏やかな生活環境を提供できるように、努めていきたいと思います。
地域密着型特別養護老人ホーム アイユウの苑しおはま 介護主任 和田 祐介