ノーリフティングケア導入5年目の学び直し
特別養護老人ホーム アイユウの苑で抱え上げない介護としてノーリフティングケアを導入し5年が経過しました。導入直後は毎回抱え上げられるご利用者様の緊張も緩和でき、職員は介助時の負担が軽減するなど劇的な変化がありました。今では通常のケアとしてノーリフティングケアが定着しています。
導入後も半年に一度委員会にてノーリフティングケアの運用状況や、職員の健康状態のチェックを行っていますが、5年も経過すればノーリフティングケアの細かい技術に職員個々のアレンジが追加されているのではないかと感じることがあります。正しい技術を用いなければ、その効果は最大のものとなりません。そこで、導入後5年を迎えた今年度は初心に帰り、ノーリフティングケア技術の再取得を全職員行うことになりました。
1年掛けて再度学びなおすことは時間と手間が掛かりますが、ノーリフティングケアはご利用者様、職員に優しいケア技術です。
学び直しによってノーリフティングケアを導入し続ける効果を今後も発揮できるようになればと思います。
特別養護老人ホーム アイユウの苑 主任生活相談員 高下康司