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いい聴き手になるために〜傾聴に際して、必要なこととは何か〜

介護・福祉現場では、利用者様の思いや気持ちに耳を傾け、しっかり傾聴に努めましょうと言われることが、あります。一言で傾聴と言っても、誰もが同じように傾聴に努めることは、決して簡単なことではないように思います。今回のブログでは、傾聴に際して、必要なこと、大切な視点について、共有できる一つのきっかけになれば、幸いです。

 

①相手が話し始めた時、まずは自分の口を閉ざす練習をする。

②相手の人格を尊重する。助言、結論、説教、自分の考えはいらない。

③相手の身になり、話しを素直に聞いて共感する力を身につける。

④相手を評価せず、ありのままを受け入れる(受容)。

⑤聴くときは、自然な状態の自分でいれるように努める。

⑥普段から多くのことに関心を持ち、多様な経験を積めるよう努める。

⑦認知症の人の傾聴は、認知症の症状をよく理解した上で、その人の世界をともに楽しむつもりで話しを聞く。

 

私自身も、その状況に応じて様々ではありますが、自分が一番と思っているうちは、相手の話しをつい批判的・非難的に聞きがちになることがあります。思いもよらない余計な意見や考え、主義主張が出てしまうこともあります。また、時として、話しの内容から相手を下に見てしまうこともあります。どのような時も、決して否定はせず、ありのままに受け止めること。このトレーニングの積み重ねこそが、いい聴き手になるため、しっかりと傾聴することが出来るようになるためには必要ではないかと思います。

特別養護老人ホームアイユウの苑  生活相談員 稲田 智明

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